ケヤキをなぜぶつ切りにするのかは、次のような理由が考えられます。
・剪定が簡単
・落ち葉対策
・小さく保つ
これらの理由は、業者の手間を省きながら近隣の落ち葉に対する苦情を解消しながら小さく保つ方法だと思います。
でも、景観としてはあまりよくないのは剪定している本人も感じていることです。
そこで、今回は「ぶつ切りにしたケヤキをほうき状(自然形)に戻すやり方」についてまとめていきます。
ぶつ切りにしたケヤキをほうき状に戻す剪定【枝の選び方と残し方】

剪定に適した時期は、落葉して木が休んでいる11月下旬~3月上旬くらいが良いと思います。
落葉しているため、その分枝が軽くなるので切っている時に皮がむけてしまう心配も減り、片付けもやりやすくなります。
樹皮の下の水分も減るから、この時期が適しています。
剪定する順番
剪定する順番は、下から上に向かって剪定していくと作業がやりやすくなります。
下から上に剪定する理由
ケヤキの枝はすごく長く伸びるからです。
上から剪定して枝を落とそうとしても、必ずと言っていいほど下の枝に引っ掛かります。
引っ掛かって落ちた枝は、思わぬ方向に落ちたり枝が跳ね返ったりして、危険を感じやすくなります。
作業がやりづらくなることも多いです。
このように、危険が増したり作業効率が悪くなったりしてしまう可能性が高いため、下から上に剪定していくのがやりやすいと思います。
切り進め方
1.根から出ている枝
2.幹から出ている枝
3.主な枝から出ている枝
4.先端の枝

先端の剪定
先端の剪定はちょっと悩むと思います。
悩みの種は、次の通りです。
・どれを残そうかな?
・どのくらい切ろうかな?
・枝の向きは大丈夫かな?
この悩みを解決するための考え方を簡単にまとめていきます。
枝の選び方

現状をどのくらいの大きさにするかと、将来どのくらいにしようかということをイメージしてみましょう。
小さめに仕上げる場合
現在も将来も小さめに仕上げたいときは、先端付近から出ている複数の枝の中で細い枝を残すように剪定していきます。
この時に意識することは、枝の向きです。
細い枝が残れば大体は大丈夫ですが、少しだけ気を遣ってみて下さい。
ほうき状にしたいため、上の方の枝はなるべく上に向けるようにして、下に行くにつれて少し横向きに残すイメージです。
竹のほうきのような形になればきれいだと思いますが、主な枝の具合によっては竹ぼうきよりも少し横に広がるくらいでもきれいです。
なので、小さめに仕上げたいときは、太い枝を切るようにして細い枝を残すように切っていけば完了です。
また、先端を強めに切るため、幹から先端の間に栄養が溜まり先端以外からも新しい枝が伸びやすくなります。
その小枝を切らずに利用して枝数を増やしながら形を整えていくこともできます。
色々な場所から枝が出るので、小さく維持する場合は枝数を増やしてみるのも効果があると思います。
大きくしても良い場合
大きくしたい場合は、小枝を切るようにして強い枝を育てていきます。
ただ強い枝を残すだけだと、現状が少し乱れた感じになってしまう場合があります。
なので、強い枝を残しつつ強すぎる枝は元か途中の小枝を残すようにして先端を整えていきましょう。
残す枝は一本ではなく、なるべく二本以上残すと現状と将来的にほうき状に近づけやすくなると思います。
先端は強く伸びやすいので、二本以上残すことで栄養を分散させながら突出した枝を減らす効果があります。
細い枝も強い枝も残した分だけ栄養を分散できるので、枝が強すぎる部分は多めに残して枝数で伸びをカバーして、枝が弱く長さが足りない場合は枝を伸ばすように二本残して先端を切らないようにすれば伸ばしていけます。
現状の完了と将来の形は完全に一緒ではなく、途中経過と思って剪定すれば少し気が楽になると思います。
固い枝の楽な切り方
ケヤキの枝は、繊維が強くてとても固いです。
繊維に対して直角にハサミやノコギリやチェンソーの刃が入れば、簡単に切ることができます。
ですが、ケヤキの枝の元を切らなければいけない場合が多いので、剪定に苦労します。
剪定ばさみで簡単に切るやり方は、ブランチカラーを切らないようにして刃が入る方向から少し押しながら切ることです。
枝を切る時は、幹や枝に沿って残さずに切りましょう。
1~2㎜残して切ると次の年に剪定する時にやりづらくなります。
剪定ばさみの場合は、上から軽く押しながら切るだけですごく楽になります。
ですが、ブランチカラーが出っ張っている分毎年少しずつコブができてしまいます。
コブを作りたくなかったり最初からきれいに切りたい場合は、チェンソーを使うのが良いと思います。
使う道具
チェンソーならどんな状況でも、固い枝でも簡単に切ることができます。
体への負担と作業効率を考えると、やっぱり道具が必要です。
チェンソーは大きいサイズは無くて大丈夫です。
片手で簡単に扱える物の方が効率も良いですし、安全に作業ができます。
重たい機械は危険も伴いますので、使う時にどんな枝を切るかとどんな状況で切るかを考えて道具を選定していきましょう。
まとめ
ケヤキをほうき状に戻すのは結構長い年月がかかります。
大きさの基準が決まっていたとして現状が基準を超えている場合、基準の大きさよりも強く切っておいて作り直す必要があります。
逆に高さが足りない場合は、あまり切らなかったり枝を選んで後々きれいなほうき状になる様剪定をしていきます。
どちらの場合も将来の形と大きさを考慮して目標に向かって手入れをしていくのが重要です。
この書き方だと難しく考えてしまいそうですがそうでもなく、現状の仕上がりと未来の仕上がりは別で現状を気にしすぎないことが手入れをやりやすくする方法だと思います。
作り直す過程は形が多少乱れてもしょうがないと考えて未来の仕上がりをきれいにしていくよう心掛けていきましょう。






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